防災をユニバーサルに考えてみた

最近話題になった広告に、ヤフーの防災広告があります。

東日本大震災から6年を経た2017年3月、
銀座ソニービルを飾る巨大なポスター広告がそれです。
地上16.7メートルの地点に、「ちょうどこの高さ」と表記し、
震災の日、大船渡市で観測された津波の高さを表していました。

東日本大震災以降、多くの人の防災意識が高まり、
防災士の登録も、2017年7月時点で13万人を超えたそうです。

 

災害に備えることは、とても大切なことですよね。

というわけで、私も災害について考えています。
災害時こそ、コミュニケーションが重要なのではないかと。

 

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを開催する我が国は
年々訪日外国人の数が増加する一方ですが、
もしも災害が起きたとき、何語でアナウンスするのでしょう?

 

想像してみてください。

2020年、オリンピックに沸く東京。
地上20階の会場に集まっている多くの人々。
日本人だけでなく、アメリカ人、ロシア人、中国人、インド人……。
パラリンピックもあるので、障害者の人もたくさんいます。
車椅子の人、目の不自由な人、耳の不自由な人……。

そこに震度7の大地震が発生したとしたら。

館内アナウンスは何語で流したら良いのでしょうか。
耳の不自由な人もいるので、アナウンスだけでは不充分ですよね。
避難路を示そうにも、目の不自由な人には見えません。
エレベーターも使えないので、車椅子の人には厳しい状況です。

これ、とても大変なことだと思いませんか。

 

実際は、そのための対策として、
車椅子の人を複数人で運び階段を降ろす訓練や、
視覚障害者のための避難訓練が開催されています。
英語、中国語、韓国語等の言語でアナウンスする拡声器や、
多言語サイネージも普及してきています。

ですが問題は、オリンピックのときには、
上記のような人たちが集中する可能性があるということです。

 

冒頭でも書いたように、防災士は13万人を超えましたが、
日本防災士会の方の話によると、
外国語を話せる人も障害者対策の知識を持つ人も
まだ少ないそうです。

そのための多言語拡声器やサイネージだったりもしますが、
現実の災害時に最も役に立つのは、やはり人間ではないかと思います。

災害の現場でもコミュニケーションが大切ですよね。

 

多様な人が共存するダイバーシティの時代なので、
私は障害や外国語については勉強していますが、
防災のことも学ばなくちゃいけないなぁと感じたのでした。